設立〜現在 暮らしづくりの歩み
「暮らしづくりネットワーク北芝」は、箕面市萱野地域で、地域の暮らしをより良いものにしようとしている個人や団体・グループの支援をおこない、さまざまな人や活動をつなぐネットワークとして機能するために、2001年に設立されました。
設立当初実施したのが、地域を豊かにするアイデア・事業をコンペ方式で募集し、こんなことできればいいなぁと提案する住民と一緒にプランを豊富化し事業化してきました。たとえば、中高年が憩える茶店すずらんの開店、タイマッサージ、石窯プロジェクト、駄菓子の樂駄屋などなど。
こうしたことから、なんかあそこでは面白いことをやってるぞという評判が、まちづくりなどに関心を持つ学生や若者を惹きつけるようになり、そういう彼らも一緒になって、またまた楽しい企画と事業が実現していきました。
芝樂広場にコンテナを設置してコミュニティレストランや居酒屋を開いたり、であいをつなぐコミュニティマネーである「地域通貨」を実験的に発行してきました。
現在では、こどもの地域通貨「まーぶ」によって、「まーぶ」を稼ぎ使いまた稼ぐというプロセスをこどもたちの日常に組み込むことで、 こどもたちと地域の人とのつながりをつくっています。
2010年度には、 萱野中央人権文化センター「らいとぴあ21」の指定管理者となることによって、これまでの市民活動を支援する事業に加え、青少年教育事業をはじめ直接的な事業も実施するようになりました。さらには「らいとぴあ」がこれまで行ってきた総合生活相談事業をもとに、「パーソナル・サポート(PS)モデル事業」を実施しました。このPS事業は、生活の中で困難を抱え孤立している人に対し、生活や仕事など一人ひとりの状況に応じたきめ細かな支援対策を目指すものです。
そんな風に年々広がりを見せながらも、原点を忘れることなく、お年寄りから小さなこどもまで、誰もが安心して暮らせるまちを目指して、私たちは日々活動を深めていきます。